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 転職面接について
 転職面接での社内観察
転職活動を行う上で面接を通してさまざまな企業へ訪問することになります。
二、三社面接に行くとわかりますが、社内の雰囲気がそれぞれ違って見えるのに気が付きます。
いろんな会社をのぞくことで各社の違いを敏感に察知できれば、活字でしかわからなかったその
会社の情報がより具体的に自分の中に落とし込まれ、一つの判断基準となります。
会社の従業員はたいてい面接に来た者に対して無関心です。
面接者のために愛想よく振舞ったり、その場だけてきぱきと仕事をしたりということはありません。
皆淡々と職務を遂行しています。
なぜなら面接者は来客者ではないのです。
それだけに面接者も冷静に生の職場を静観できるのです。
生産現場のある企業でしたら工場などの見学を担当者
に申し出てみるのもありです。
製造ラインの全体像や末端の従業員の勤務態度など、
労働現場に深く踏み込んだところでの
観察は非常に良い判断材料になるでしょう。
更に採用担当者も本人のやる気を見てくれるかも知れ
ません。
面接者は無意識に面接に来たその企業の良いところを探そうとします。
当然自分自身で多くの企業の中から選別して、やっと面接まで漕ぎ着けたのです。
自分の中の理想像を膨らませて期待と不安とを織り交ぜながら周りを眺めます。
当然ですよね。
ただし理想と現実とのギャップがあってもガックリしないようにあくまで「冷静に」を心がけてくだ
さい。
まだ入社したわけではないのです。
社内を移動する時や面接の順番待ちの時間があれば冷静に会社ウォッチングをしましょう。
例えば最近では中小企業でも転職面接用の会社紹介ビデオを面接の前に面接者に見せる所
がありますが、このビデオからでもその企業の採用面接に対する考え方がわかります。
さらに社員に眼を向けると、受付はどんな感じか、社員の風貌はどうか、年齢層はどのくらいか
などが見えてきます。
また、ある事業所では昼間は不在がちで電話は従業員に転送するという効率やコストだけを考
えた(？)会社などもあって担当者とのアポイントが必須な要素の企業もあります。
転職面接はこういった多種多様な事業の形態を知る良い機会でもあるのです。
面接官の質問項目に「この会社の印象はどうですか」というのがあるのはご存知でしょうか。
この冷静な会社ウォッチングを忘れなければ余裕で応えられるでしょう。
★ 電話をかけた時の対応が丁寧か
★ 会社の受付の人に面接訪問の件がきちんと伝わっていたか
★ 面接室での座る位置を上座に勧められたか
★ 社員の話しぶりが丁寧であったか
★ 社内が汚いあるいは煩雑か
★ 面接官は正装であったか
★ 玄関まで見送ってくれたか
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